Medical treatment診療内容
機器・施術から探すボトックス

現在、当院ではヒアルロン酸注射に関しては施術を行っていません。

ボトックス

美容治療に関して興味のある方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ボトックスはボツリヌス菌が持つ神経毒により、注射部位の筋肉を麻痺させることでしわを解消します。非常に効果はあり、眉間や目尻ではとても有効です。現在日本国内でも「65歳未満の成人における眉間と目尻の表情じわ」に対してボトックスビスタという商品が厚生労働省の認可を受けています。それ以外の部位での使用に関しては、認可されてはいないものの、実際には行われることも多い施術です。ただ、意図しない表情筋が麻痺してしまい、表情がなくなってしまうなどの問題が生じることもあり注意が必要です。効果はすぐには発現せず、投与から通常2-3週間程度で最大となり、3〜4ヶ月は効果が持続し、6ヶ月以内には効果が消失します。ですので、効果を持続させるには半年以内毎の投与が必要となります。ボトックスはしわの治療以外にも脇の多汗症や花粉症の治療にも用いられます。花粉症ボトックスは、抗ヒスタミン薬や点鼻薬での治療で十分な効果を実感できない方には特にお勧めです。一度ご相談頂ければと思います。


注意事項
  • 極細針で施術を行いますので痛みは軽度ですが、心配な方はクリームによる表面麻酔を行って施術を行うことも可能です。(麻酔代は別途必要)
  • 注射部位に内出血を生じることもありますが、1-2週間の経過で自然に軽快します。
  • 施術当日から洗顔やメイクは問題ありませんが、強く擦ったりしないように気をつけて下さい。
  • ボトックスは神経を麻痺させることで効果を発揮するため、つっぱり感や注射部位周辺の脱力感などを生じることが多々あります。あまり症状が強く、気になるようであれば医師にご相談下さい。
  • ボトックスの効果持続期間は3-4ヶ月程度、ヒアルロン酸は製剤により持続期間が異なります。いずれの製剤も効果を持続するには継続しての治療が必要となります。
施術を受けられない可能性のある方
  • ボトックスでは筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症、ランバード・イートン症候群などにかかっている方。
  • いずれの製剤も妊娠している方、授乳中の方、製剤に対するアレルギーがある方

などがあります。こういった事項に当てはまる方、全てが施術できないわけではありませんので、詳しくは直接ご相談下さい。また、これ以外でも施術が難しい場合もありますので、問診の時点で既往歴や内服中の薬を確認させて頂き、施術可能か検討致します。